カイロプラクティック&オステオパシー・東洋医学等の適応症例とその解説

首の痛み・寝違い

寝違い (筋肉痛)

朝目が覚めると首が痛い。※痛みは当日のみか、長くても翌日には無くなります。
うつ伏せや、横向き寝は、首の筋肉に緊張が起きて首に負担が架かります。その結果首が回らなくなる事があります。(筋肉に炎症を伴なう場合がある)
原因は背中の骨の歪みや背骨が丸まり硬くなってしまい、上を向いて寝れない事です。その他には,夏に背中が暑くてうつ伏せになる、寒くて横に丸まって寝ている等です。

※頻繁に起る場合は首や背骨の歪みが原因です。やはり施術院に相談して下さい。

首の痛み (頸椎の歪み)

ねちがいが重症の場合は首の骨まで歪んでしまい痛みがなかなか取れません。又、骨盤・背骨の歪みが原因で首の骨まで歪んで可動制限が起きてしまい首に痛みが出ます。

※寝違いや首痛は絶対に暖めないで下さい。もし暖めてしまうと炎症が増大し、痛みがよりひどくなってしまいます。

※首の痛みは、カイロプラクティック等の施術院で改善します。

※きつい頭痛が伴なう首痛は、脳の異常が原因で首痛が起る事があります。(危険な頭痛の項を参照の事)病院で受診して下さい。

ムチウチ

一般的には、むちうち症と言いますが、医学的には頸堆むちうち損傷・頸堆損傷というのが正しいらしいです。

※少しでも症状があれば、先ずは病院で診察を受けて下さい。

むちうち損傷での症例

捻挫型

首の関節の捻挫です。 筋肉と靭帯や関節構造に負担が架かり、安静でも痛みがあります。動かすとより痛みが増大します。又、患部を押さえると痛みます。
当日は症状がない場合も有りますが、翌日に症状が出る事が多々あります。
※先ずは病院で診断を受けて下さい。
※一週間しても改善しない場合は、首の骨の関節が亜脱臼(軽いずれ)の可能性があります、ずれを整復しなければなりません。

※信頼できるカイロプラクティック等の施術院で改善する可能性があります。

骨折型

首を支えられない等の、強い痛みが伴ないます。衝撃により首の骨が骨折しています。

※数日後にレントゲンを撮影すると、頸椎の椎弓にヒビが映っています。又、関節が亜脱臼(軽いずれ)を伴なっている場合があります。

※病院で適切な治療後、強い矯正を行う施術院は避けて、特に信頼できるオステオパシー等の優しい療法ができるカイロプラクティック等の施術院で改善する可能性があります。

※世間では、骨折型を安全に施術できる所は少ないです、 慎重に探して下さい。

自律神経型

軽い衝撃の場合で、3日~4週間ぐらい過ぎて、自律神経の症状(肩こり、頭痛、吐き気、めまい、耳鳴り、等、色々な症状)が出てくる場合があります。

※病院では心意的な問題です。警察では誰かに知恵をつけられて金が欲しいのか、等と言われる事があります。

※東洋医学的な考えでは、衝撃が軽い場合に体の芯に刺激が入り、その後、徐々に機能異常が現れてくる場合があります。放置すれば改善が遅くなってしまいます。

※この自律神経型は、衝撃が軽い為、早期に捻挫の対策がなされていない人に出てくることが多いようです。

※東洋医学をとり入れている、信頼できるカイロプラクティック等の施術院で改善する可能性があります。

神経根損傷型

追突の直後から、腕の痛みや手のシビレが伴ない、時には首が痛くて起きられないようなひどい症状がでる場合があります。

※脊髄から出てくる神経の根元に問題が起っている可能性があります。

※病院で適切な治療後、特に信頼できるオステオパシー等の優しい療法ができるカイロプラクティック等の施術院で改善する可能性があります。

脊髄損傷型

追突の直後から、強い痛みや手のシビレ等を伴ない、手と足の神経の麻痺が起きる場合があります。

※脊髄そのものが損傷している可能性があります。

※すぐに病院で適切な治療を受けましょう。

※なかなか改善しない場合は、カイロプラクティック等の施術院で改善する場合がありますが、数少ない例です。

ムチウチが原因で勃起不全(インポテンツ)

ムチウチが原因で勃起不全(インポテンス)になられる男性がまれにおられます。これは首の骨の歪みが腰の骨に影響して起こります。(オフィスレポート参照)

※東洋医学をとり入れている、信頼できるカイロプラクティック等の施術院で改善する可能性があります。

頸椎症

首の痛み、背中の痛み、腕の痛み、指のシビレ、頭痛、肩こりなどの原因になります。悪化すると、頸椎椎間関節症や頸椎椎間板ヘルニアなどになります。

首は7つの骨があり骨と骨は関節でつながっています。その骨と骨の間には椎間板とよばれるクッションになる軟骨があり、そのそれぞれが靱帯で結合されていて、その後方の管に脊髄神経が通っています。

頸椎症は中・高年に好発する比較的頻度の高い疾患で、椎間板(軟骨)や椎間関節などの退行性病変(変形)を基盤として発症します。その基本的な病態としては、頸椎椎間板の後方膨隆、骨棘形成および椎間関節の変形性関節症などが挙げられますが、首の運動に伴う動的因子の関与により、椎間関節症・椎間板ヘルニア等を発症する原因になります。

※首の椎骨と軟骨の変性による諸症状を頸椎症といいます。

頸椎椎間関節症

首の痛み、背中の痛み、腕の痛み、指のシビレ、頭痛、肩こりなどの原因になります。

※特に40才以上~高齢者に多発します。
頸椎椎間関節症では、関節の変形により、頸痛・腕痛・肩凝りと頸椎運動制限が発生します。進行すれば神経根、脊髄、椎骨動脈等を圧迫し、神経症状(腕のシビレ・背部痛)や循環障害(頭痛等)を発現します。

※長年にわたる頸椎骨の歪みが原因で起ります。

頸椎椎間板ヘルニア

◆首の痛み、背中の痛み、腕の痛み、指のシビレ、頭痛、肩こりなどの原因になります。
◆特に20~40才代の、下を向いて仕事をする方に多発します。
◆脊椎の構造的要因で、第5頸椎の上側と下側の椎間板に負担が集中しやすく、その骨の歪みが原因で椎間板が徐々に後方へ変形いていきます。
◆その椎間板の左右後方にある神経根を圧迫すると、首痛・腕痛・腕や指のシビレ・肩凝り・背部痛等の、様々な神経症状を発症します。
◆又、椎間板が真後ろに変形すると脊髄神経を圧迫し、まれに歩行障害を誘発する事があります。この場合は手術になる可能性が高くなります。

※背と首の歪みから、頸椎骨の正常な前弯カーブが減少して起ります。

※頸椎症・頸椎椎間関節症・頸椎椎間板ヘルニアのいずれも放置すれば手遅れになり、手術にいたる可能性が高くなります。 早急に治療することをおすすめいたします。

頸椎椎間板ヘルニア
※必ず、レントゲンとMRIを影読できる、カイロプラクティック等の施術院で改善する可能性があります。

斜頚

頭が常に片方に傾いているのが斜頸です。
原因は、

  1. お母さんの骨盤が歪んで胎盤が歪んでいると、お腹の中にいるときに歪みが発生しその影響で筋肉にシコリが出来る。
  2. 分娩の時に牽引により頭と首をつないでいる上部頸堆に問題が発生して(第11脳神経)に異常がおき胸鎖乳突筋が萎縮して、その部分にシコリが出きるために運動が制限される。
この筋肉は、耳の後から鎖骨(さこつ)と胸骨(きょうこつ)につながる胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとっきん)と言い、原因の1・2どちらも肉芽腫という固まりが出来て筋肉が縮む事により、首が傾ていて顎が反対側に向いてしまう、との考えが定説です。
生後1か月位で、首をかたむけた側の筋肉に触診でシコリがわかります。しかし、その9割位は、自然経過で小さくなり、1歳~2歳位ではほとんどわからない状態になり、首の傾きも自然に改善してきます。
しかし、約1割前後のお子さんは、1歳を過ぎても改善が見られない事があり、その後も改善が見られない場合、病院では3・4歳になるのを待って手術をほどこします。

私、管理人の考えは上記の1と2の原因で、上部の頸椎に歪みが発生して(第11脳神経)副交感神経障害を引き起こし胸鎖乳突筋にシコリが出来て斜頚が発症すると考えています。

※改善しない場合は、手術をする前に、新生児~幼児の施術が出来る、カイロプラクティック等の施術院で相談して下さい。


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